本を読んでいると、その時の自分に必要な本に出会うんだなと感じます
まさに、この本がそのようなタイミングでした
数年前におすすめしてもらって初めて読んだのですが、その時も、そのタイミングで必要な言葉に出会いました
そして、今回も久しぶりに読み返したいなと思って手に取ったら、今の僕に必要な言葉ばかり綴られてました(良い本だったのは覚えてますが、数年経つと内容は忘れてますね…笑)
これまで変化することを恐れて変化することを躊躇してましたが、これから大きな変化を起こす僕にとってとても良い内容でした
変化するのが怖くて動けないって方は、ぜひ読んでほしい1冊です
人は変化を恐れる生き物だからこそ、変化することの大切さを知れる本ですよ
もし恐怖がなかったら何をする?
この本のストーリーには、2匹のねずみと2人の小人のお話です
ある日、毎日食べていたチーズが食べてなくなったことに気づいたねずみと小人は、それぞれ4通りの行動に出ます
ねずみは新しいチーズを追いもとめて迷路に探しに出ますが、小人はチーズがなくなったことを受け入れられず迷路に探しに行くのに時間がかかってしまいます
そして、小人の1人は探しに行き、もう1人の小人は変化を受け入れられずに残ってしまうというお話です
では、「チーズ」と「迷路」とは何のことを表しているのでしょうか?
本書ではこう書かれています
「チーズ」とは、私たちが人生で求めるもの
つまり、仕事、家族、財産、健康、精神的な安定・・・等々の象徴
「迷路」とは、チーズを追いもとめる場所
つまり、会社、地域社会、家庭・・・等々の象徴です
チーズはどこへ消えた?
常にチーズを追いもとめる人生を歩んでいますよね
ただ、今あるチーズに満足して迷路に探しにいくことは…
私たちは人生を通じてチーズを追いもとめてます
ただ、チーズが減ったり、無くなったりしていることに気づかなかったり、見ないふりをすることで迷路の中に探しにいこうとしません
なぜなら、迷路に探しにいくことは、今の快適で安心できる環境から変化を起こすことになるからです
僕も含めて、人は変化を起こしたがらない生き物です
変化に対する怖さがあり、できるだけ今ある環境を維持しようとします
自分のチーズが大事であればあるほど、それにしがみつきたがる
変わらなければ破滅することになる
チーズはどこへ消えた?
ただ、今ある環境を維持しようとして変化しないことを選択するならば、それは破滅への道に進むことになります
私たちは積極的に変化することを選んでいかなければならないのです
そこで、変化に対する恐怖がなかったら何をしますか?
もし恐怖がなかったら何をするだろう?
チーズはどこへ消えた?
この言葉がすごく印象的でした
恐怖をなくして考えてみると、挑戦したいことが出てきます
行動して変化を起こす前に必ず現れるのが恐怖です
うまくいかなかった時のことを想像して、自分の行動に制限をかけてしまいます
ただ、変化を起こすことは、恐怖に怯えて行動を起こさない時よりも得るものがたくさんあります
新しい方向に進めば新しいチーズが見つかる
恐怖を乗り越えれば楽な気持ちになる
まだ新しいチーズが見つかっていなくても、そのチーズを楽しんでいる自分を想像すればそれが実現する
チーズはどこへ消えた?
行動を起こして乗り越えれば気持ちが楽になります
そして、その行動をイメージして動いている時はワクワクして楽しい時間になります
思考は現実化するという言葉もありますが、本書でも同じようなことが書かれていました
プラスにイメージできるようになると良い方向に進みますね
変化することは楽しいこと
私たちは、変化を怖がって今あるチーズにしがみつこうとしますが、今の状況を理解した上で、新しいチーズを探しに迷路に出ることが大事になります
いまある居心地の良い環境にいるだけでなく、新しい環境に出て変化を楽しむ
そんな心の余裕が人生を豊かにしてくれます
古いチーズに早く見切りをつければ、それだけ早く新しいチーズがみつかる
チーズがないままでいるより迷路に出て探したほうが安全だ
従来どおりの考え方をしていては新しいチーズはみつからない
チーズはどこへ消えた?
行動を変えるには考え方を変えることですよね
そのためには、環境を変えるのも大事になりますね
私たちが変化に弱いのは、その先の未来がうまくいくかわからないからです
うまくいかなかった時のことを想像するから行動できずに変化せずに終わってしまいます
思考は現実化するではないですが、うまくいかない未来を想像するからうまくいかないわけで、うまくいく未来を想像すれば人生はうまくいきます
新しいチーズをみつけることができ、それを楽しむことができるとわかれば人は進路を変える
早い時期に小さな変化に気づけば、やがて訪れる大きな変化にうまく適応できる
チーズはどこへ消えた?
うまくいく未来が想像できたら行動できるんです
ポジティブに想像する力が大事です
もっとシンプルに考えてみよう
物事を複雑の考えると、実際より行動に対するハードルが上がってしまい変化することが難しくなってしまいます
大事なのはよりシンプルに考えることです
今の自分の状況を俯瞰してみて、その自分の状況を笑えるようになったら変化できます
自分が変わるには、自らの愚かさをあざ笑うことだ
そうすれば見切りをつけ、前進することができるのだ
チーズはどこへ消えた?
自分は正しいと思ってる思考を変えることからですね
私たちは自分が思っている以上に複雑に考えてしまってます
もっとシンプルに考えて、思考も行動も軽くしていきたいものです
物事を簡潔に捉え、柔軟な態度ですばやく動くこと
問題を複雑にしすぎないこと
恐ろしいことばかり考えて我を失ってはいけない
小さな変化に気づくこと
そうすれば、やがて訪れる大きな変化にうまく備えることができる
チーズはどこへ消えた?
小さなことの積み重ねが大きな結果になりますが、変化も同じですね
小さな変化に気づいて行動することで、大きな変化が起きても動揺することなく対応することができます
変化に早く適応すること
遅れれば適応できなくなるかもしれない
最大の障害は自分自身の中にある
自分が変われなければ好転しない
チーズはどこへ消えた?
本書を読んで、自分の考え方を変える大事さを実感しました
物事を考えるとき、より深刻に考えようとしてしまいますが、物事はもっとシンプルです
自分を俯瞰して見れる力をつけることで、自分の思考と行動を見直して、常に迷路にチーズを探しに行ける人生にします
再読して気づきが多くありました
本はそのタイミングで必要なことを教えてくれますね