芦名勇舗さんの『影響力の鍛え方』は、影響力を持つためには本当に大切に教えてくれる一冊です。
この本では、本当に価値のある影響力を得る為の具体的な方法や考え方が示されています。
この本を読んで、特に重要なポイントをわかりやすく紹介します。
1. 信頼の構築がブランディング
「本来のブランディングとは、信頼の構築を指します」とあるように、ブランドを築くことは、信頼を築くことになります。
フォロワーや「いいね!」の数が多いだけでは、本当の影響力とは違い、多くの人に見られても、信頼がなければ、その影響力は一時的なものです。
ブランドとは、信頼の証です。
そして、その信頼を裏切ることなく維持するためには、「嘘をつかず、見栄を張らない」という非常に重要なことであると著者は強調しています。
信頼を築くには、正直であること、誠実であることが大事です。
2. やりたいことで稼ぐために必要なこと
「やりたいことでお金を稼ぐなら、人を喜ばせ、人を呼ぶことが絶対に必要です。」
ただお金を稼ぐだけでなく、やりたいことを成功させるためには、誰かに価値を提供し喜んでもらい、さらに、その価値を多くの人に届けるために、集客も必要となります。
集客力をつけるためには、自分の価値観や志をしっかりと発信し、それなりに共感する人々を呼ぶことが大切です。
3. 志よりも環境が重要
「大事なのは志ではなく環境」という言葉は、成功において環境がいかに重要であるかを強調しています。
良い環境とは、あなたをサポートし、共に成長できる仲間がいる場所です。
成功を目指すなら、まずは自分にとって良い影響を考えて環境を選び、そこに身を置くことが必要です。
4. なぜ?から始まる
「アップルやライト兄弟などの優秀なリーダー達、WHY(なぜ?)から始める」 とあるように、影響力を持つためには、何をするか(WHAT)やどうやるか(HOW)よりも、なぜそれをするのか(WHY)を明確にすることが重要です。
「WHY」から始めることで、人々は感動し、共感しやすくなります。
そして、信頼が生まれます。
このWHY、HOW、WHATの3つが揃ったとき、本当に強い影響力が形成されるのです。
5. 決めて断つ
「決断とは『決めて断つ』と書くように、自分の道を決めたら、それ以外の選択肢を完全に捨てること」という言葉は、何かを選ぶ時の勇気について教えてくれます。
多くの人は、「あれも欲しい、これも欲しい」と迷い続けますが、これでは大きな目標を達成するのは難しいです。
これからやりたいことを選ぶ、それ以外のものを忘れる覚悟を持つことが、成功への始まりです。
選択肢を絞り、覚悟を持つことで、自分の道を進む力が生まれます。
6. 感情を動かす力
「人が求めているのは、モノではなく、モノや人間、自分の心が動くこと」とあるように、人々に影響するのは、商品ではなく、その商品やサービスが与える感動です。
物やサービスは手段であり、本質はその先に「感動」や「心の動き」があります。
影響力を高めるためには、論理ではなく感情に従うことが効果的です。
論理的に慎重にするよりも、憧れや感情を与えることで、人々は自発的に動き始めます。
これこそが、影響力の本質なのです。
7. 成長するための仲間とコミュニティ
「前に進めば、友達は減る、仲間が増える」という言葉も印象的です。
成功を目指す過程では、時には友達と疎遠になることもありますが、それは別に問題ありません。
友達ではなく「仲間」が必要です。
仲間とは、同じ目標や志を共有できる人たちです。
単純な友達ではなく、同じ方向を向いて、一緒に成長し合える存在です。
仲間とともに目指す目標を達成することで、影響力も自然とついてきます。
8.自分の価値を信じる
「自分の可能性を信じる者は、自分しかいない」という言葉も忘れてはなりません。
最終的には、自分の可能性を信じ、行動に移すのは自分自身です。
自分と他人を比べるのではなく、自分の成長と向き合うことで、より大きな成功を手に入れることができるのです。
まとめ
『影響力の鍛え方』では、表面的なフォロワー数や「いいね!」の数ではなく、真の影響力を築くためには、「信頼」を中心に据えたブランディングが重要であることが強調されてました。
また、成功には勇気を持って選択し、仲間と共に成長することが大切だと説かれています。
興味を持たれたら、ぜひ読んでみてください。