苫米地英人先生の『すべての仕事がやりたいことに変わる』は、私たちの「やらなければいけないこと」から「やりたいこと」まで、仕事の捉え方を変え、成功に導くための脳機能の使い方を教えてくれます。
ここでは、印象に残った言葉を引用しながら、全体の内容を振り返ります。
1. ゴール設定
苫米地先生は、「仕事ができる人は、自分が人生において歩みたい夢やゴールを正しく設定している人のことです」と書いてあります。
自分のゴールを設定し、そこでは「やりたいこと」を追求している人こそが、成功を収めることができるのです。
ゴールを設定し、そして向かいに情熱を持って取り組むことが、すべての仕事を「やりたいこと」に変える始まりとなります。
2. お金は手段、人生の目的を決めるのは
苫米地先生は「自分の人生において何を求めるかは、自分で決めよう。お金は手段でしかなく、目的にはならない」と書いています。
実際には、お金は自分の夢や目標を達成するための道具に過ぎません。
本当に自分がやりたいことが何かを見据え、そのために必要な行動をとることが大切です。
自分の心の声に耳を傾け、何を求めているのかを明確にすることで、真のゴールに向かって進むことができます。
3. 他人の価値観に縛られない生き方
「他人の視点」「社会の価値観」「仮想の自分」という物差しを捨て、自分自身の基準で生きることの大切さを苫米地の先生は強調しています。
他人の評価や社会の期待に応えることを考えていると、本当に自分がやりたいことが見えなくなってしまいます。
自分の価値観に基づいてゴールを設定し、ゴールに向かって行動することこそが、自分らしく充実した人生のための鍵になります。
4.自分の可能性を狭めるのは自分
「人間に『器』があるかもしれない、それは本人の自己イメージによるものです。自分の限界を、自分で決めているのです」と苫米地先生は書いています。
自分の可能性を狭めてしまうのは、他でもない自分自身です。
自分の「器」を広げ、できることに挑戦し進む姿勢が、成長と成功を引き寄せることにつながります。
5. コンフォート・ゾーン
「自分を変えるためには、まずはゴールを設定し、そこへ向かって自分のコンフォート・ゾーンを現状からズラすことが重要です」と苫米地先生は言います。
コンフォート・ゾーンとは、自分が心地良いと感じる範囲のことです。
ゴールを設定し、その達成に向かってコンフォート・ゾーンを広げていくことで、現状に満足せず、さらなる成長を目指すことができます。
努力は必要ありません。ゴールに向かう過程が、自然な成長のプロセスになります。
6. ゴールを達成するための信念
「何をゴールにして生きるか。そこから可能性が生まれ、それを達成しようという志によって価値が生まれるのです」と苫米地先生は言っています。
自分のゴールに対して強い信念を持ち、その達成に向けて全力を尽くすことが大切です。
その信念があれば、どんな困難も乗り越え、ゴールに向かって進んでいけます。
7. 抽象度を上げる
「抽象度を上げるとは、自らの視点を上の次元に上げることです」との言葉通り、苫米地先生は自分の視点を広げ、物事を多角的に認識することの重要性を説いています。
視点を変えることで、自分の可能性が見えてくるだけでなく、他人の価値観に左右されず、自分の道を見つけやすくなります。
8.自分のゴールに強い臨場感をもつ
「あなたがゴールに対して強い臨場感を持っていれば、他の人もどんどん、その臨場感空間に巻き込むことができます」との言葉通り、ゴールに向かって熱心に取り組む姿勢は、周囲に影響を与えるとともに、自分の夢を語ることで、周りの人たちもそのゴールに共感し、サポートしてくれるようになります。
臨場感をもつことは、成功を呼び込む力となるのです。
9. 高いゴールを持つことで得られる未来
「リアルな『未来の記憶』を作る」という言葉通り、未来に対して強いビジョンを持つことで、その実現に向けて行動がついてきます。
具体的なゴールを思い描き、その達成後の自分をイメージすることで、成功への道筋が見えてくるのです。
10. メンターの役割と人脈の広がり
「メンターと言うのは、あなたよりも抽象度が高く、スコトーマに考えさせられる人のこと」と苫米地先生は言っています。
自分の見えていない部分に意見してくれる存在こそが、本当のメンターです。
そのようなメンターと出会うことで、自分の視点が広がり、人脈も自然と広がってきます。
まとめ
苫米地先生の『すべての仕事がやりたいことに変わる』は、自分のゴールを正しく設定し、そのゴールに向かって夢中で取り組むことで、すべての仕事が「やりたいこと」になります。
やりたい仕事に変えていく中で、成功へと導かれる自分自身を信じ、視野を広げ、未来に向けて具体的なビジョンを持つことで、どんな困難も乗り越えられます。
ぜひ、自分のゴールを見つけて、やりたい仕事に変えていきましょう。