本を読むと新しいこと学べて楽しいな
知識をいっぱい増やしたい
本から知識を詰め込みすぎて頭がいっぱいになってない?
余分な知識は頭の働きを邪魔するよ
えっ、知識って多い方がいいんじゃないの?
知の巨人と言われてる外山滋比古先生が『おとなの思考』という本の中で、「知識が頭の正常なはたらきを妨げる」と言ってたよ
『おとなの思考』は、『思考の整理学』という有名な本の著者、外山滋比古先生の著書です
「知識をうまくすてる」といった今までとは違った角度から思考するきっかけとなる本でした
読書好きが陥る知的メタボリック
メタボリックってあの体型の?
そうだよ
普段は体型に使われてるけど、知識をつけすぎてる人は同じように知識が溜まり過ぎてるんだって
溜まり過ぎることで考える力が失われるから、うまく知識をすてていくことが大事なんだよ
本書では「知的メタボリック」という言葉を使って知識を溜め過ぎている人のことを言われています
私たちは、知識は増やすものと思ってますが、知識の増やし過ぎは自分の頭で考える機会を損なう恐れがあるとのこと
そこで大事なのは、知識を増やそうとするのではなく、知識をすてることです
知識をうまくすてると、新しい人間になる
おとなの思考
知識が頭の正常なはたらきを妨げる
おとなの思考
ただ、知識をすてることは、知識を増やすことより難しいと外山先生は言われています
人は忘れるためにヤケ酒をして忘れたり、散歩などで身体を動かしたり、睡眠の力を借りて眠ってる間に多くのことを忘れます
お酒の力に頼るのは健康的ではないため、散歩する機会を増やしたり、睡眠時間を増やして忘れることが大事です
体で考える
散歩や睡眠で忘れる努力をするんだね
知識を増やすことよりも体で考えることが大事なんだよ
知識を増やすことよりも大事なことが「体で考える」ということです
知識は頭の中に溜まっていくだけですが、体で考えるということは、身体で感じ体験するということにつながります
体験を通じて学ぶことはたくさんあり、そして体験する中で考える時間も増えます
この「考える」ということがとても大事で、外山先生は考えることを「おとなの思考の基本」と言われてました
考える機会を増やし、考えながら生きていくことで社会は変化、前進していくと言われています
私たちおとな一人ひとりが考える機会を増やすことで、よりよい社会になっていきます
そして、体を動かして考えると体の血のめぐりが良くなるので、思考力も向上します
ただ椅子に座って知識を増やすのではなく、体を動かして考えることが大切です
意識して忘れよう!そして考えよう
今までの勉強のイメージが変わったよ
意識して考える時間増やしてみようかな
散歩や睡眠時間を増やして忘れる時間も増やしたいね
考える時間で点と点がつながって線になるから深みも出て楽しいよね
知識は増やすだけでなく、忘れることも大事です
そして、忘れた知識の中で残っているものもあります
それらの知識は、考える時間を作ることで、いつか点と点がつながり合い線となってきます
知識だけ詰め込んでる人の話は浅くなりがちですが、考える時間をつくることで話に深みも出てきます
おとなの思考の基本である「考える」ということ
その考えることについて知れる面白い本でした