脳には無限の可能性があります
いま使われている脳の機能は、全体のたった10%以下とも言われます
たった10%ほどしか使われてないのに、人にはこれだけ頭を使う力があります
この能力を高めて、あと1%でも使えるようになったら、大きく違ってくると思いませんか?
今回は、茂木健一郎先生の『脳を活かす仕事術(「わかる」を「できる」に変える)』から学んでいきます
脳の出力と入力のサイクルを回す
脳の機能を高めたいなら、脳の出力と入力を回すことです
これを繰り返し行うことで脳の機能が高まってきます
脳への刺激回路は、主に「感覚系」と「運動系」に分けられます
感覚系が「観たもの」「聞いたもの」「触ったもの」など、感覚を脳に伝える回路で、運動系は「手を動かす」「話す」「歩く」など、身体を動かす指令を出す回路です
この2つの回路は、直接脳内でつながっていません
だから、脳から一旦出して脳が認識していくことが大事になり、この2つの回路をつなげるには、脳の出力と入力のサイクルを回すことが大事になります
出力回数の多さが運動系学習を高める
運動系学習すなわち出力系の回路は、出力回数を増やすことでしか高めることができません
日々小さな出力を繰り返して積み重ねていくことが、脳の機能を高めることにつながります
出力の精度を高めたいのなら、反復して繰り返すことです
茂木先生は“運動系学習の回路がどれだけ鍛えられているかに依存する“と言っています
生で聴いたり、観ることが感覚を高める
出力系が出力の積み重ねで機能が高まるのに対して、入力系の感覚は、生の演奏やプロの技を観ることで高めることができます
感覚系は、いかに生で体感するかが能力を高める鍵になり、この体験が多いほど「本物」を見分けれる力がついてきます
出力系と違い、入力系はいかに本物を体験するかが大事になるので、いろんな体験を積み重ねていきましょう
身体を動かすと脳をコントロールできる
脳をコントロールしたいなら、身体を動かすことです
運動して身体を動かすことでも脳の機能は高まりますが、出力の際に口と手を動かすことでもいいです
「口を使って声に出しながら出力する」
「手でジェスチャーをしながら声に出す」
「紙に書くことで出力する」など
口や手を使うことで脳の機能も高まりコントロールすることができます
机に座ってジーっとしてるより、身体を使って出力をしていきましょう
楽しんで脳を活かす
今回、脳を活かす方法をご紹介してきましたが、脳は使えば使うほど機能が高まります
脳の入力と出力を繰り返すことで、私たちの脳は無限に高めることができるのです
そしてこれらは、喜びながら行うことが大切です
嫌々やるのではなく、楽しんでやる
喜びながらやると、脳へもよい刺激となります
脳を活かすためには、喜びの中で脳の出力と入力のサイクルを回すことです
楽しんで脳を活かしていきましょう